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【ダイエットの敵は低血糖】910

2023年2月24日

静岡市葵区・駿河区・清水区

『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

朝晩はまだまだ冷えますが、日中は少し春めいた気候の日も増えてきました。

冬の間は何となく新しいことを始める気持ちになりにくいですが、気温の上昇・日照時間の延長とともに活動的になっていくのが人間という生き物です。

 

さて、体脂肪は適度に存在していることが大切ですが、過剰になることで慢性炎症の増悪、関節痛の増悪、生活習慣病の罹患リスク増大といった歓迎すべきでない問題を引き起こします。

“今年こそは”とお考えの方は、そろそろ体脂肪の削減に取り掛かってみてはいかがでしょうか。

 

『少ーしずつ、着実に』がポイントです。

 

そんなダイエットの中核を担う取り組みが『血糖の維持』。

超健康体であれば、食後や空腹時の血糖値が”下がりすぎる”ことなく一定に保つことができます。

しかしながらご年齢を重ねるごとに、内分泌に関わる各器官の働きも少しずつ低下していく。

これらは乱れた食習慣や睡眠習慣・過度なストレスといった、内分泌器官にとても負荷のかかる生活習慣が積み重なって起こるものと考えられます。

 

若かりし頃は通用した気合いのダイエットも、ある程度ご年齢重ねてくると成功率は低いものに。。

 

我慢できないほどの食欲に見舞われたり、異常な糖欲求の亢進。

イライラや不安感といった精神的な不安定性や、たくさん寝たのに逆に疲れている…といった辛い慢性疲労の諸症状まで。

 

僕の現場での経験則ですが、30代以降のダイエットでは単純なカロリー制限を行ってしまうとこんな問題に悩まされるケースが多くなります。

(あるところまでは上手いこといっても、リバウンドする確率はとても高い)

 

そんな問題が起こる主たる原因が、『低血糖』です。

病的なレベルで無いにしろ、僕たちの体が快適に働くために必要な血糖を維持できない状態。

これは食後や空腹時に起こります。

 

<ダイエット中の低血糖で起こること>

・コルチゾール、カテコールアミンによって中心性肥満になる

・食欲暴走、頭痛、イライラなどの発生

・甲状腺機能低下と副腎疲労によって慢性疲労症状が増悪
※そして痩せにくくなる

・血液中に遊離脂肪酸が増えすぎて慢性炎症が起こる
※慢性炎症は食欲亢進・糖欲求の亢進を招きます

 

これらを防ぐためには、血糖維持の為に働く各内分泌器官の機能回復。

食後血糖値の乱高下が起こらない為の食事の工夫。

空腹時の血糖維持を補食で行なう。
※どんな食品で補うか?がとても大切になります

そんなあれこれに配慮していくことが必要不可欠です。

 

そもそも肥満に陥ってしまう方の体内では何か良からぬことが起こっているので、単純なカロリー制限によるダイエットはとても難易度が高いと思います。

 

不調を改善しつつ、減量も並行して行なっていく。

体のことを知れば知るほどに、ダイエットの成功とその後の体型維持を実現することの、難易度の高さを思い知らされます。。

 

でも然るべきステップを踏めば、十分に実現可能です。

 

『健康的に痩せる』という表現をweb上でもよく目にしますが、配慮すべき点が沢山ありますね。

そして個人差も結構大きいところ。

続きます。

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