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【巻き肩は脳機能の低下かも】931

2023年3月17日

静岡市葵区・駿河区・清水区

『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

昨日はセッション中に『姿勢』についてご質問いただく場面がありましたので、こちらでも取り上げてみましょう。

 

姿勢の改善というテーマの中でも、ご相談いただく機会が多いのは『巻き肩』を改善したいというお悩み。

 

一般的によく見かける改善方法は、筋力トレーニングによるもの。

背中を鍛えて筋力をつけることで肩甲骨の位置が変わる。

結果として巻き肩や猫背が改善していくと言われますが、こちらは僕がトレーナーになる前から不思議に思っていました。

 

明らかに背中の筋肉が発達している方でも巻き肩で背中が丸まっているケースは多々ありますし、

逆にトレーニングらしいことは全くせず華奢な方でも、姿勢が良い方ってたくさんいらっしゃいますよね。

 

姿勢とは、その時その時で脳が『最適である』と決定づけた体の形です。

僕たちが無意識的に取っている姿勢の謎を紐解くには、脳機能に着目する必要がありますね。

 

これまでも触れてきた”ボディイメージ”の獲得や、うまいこと働いていない筋肉の”活性化”といったアプローチも大切。

(筋トレで姿勢が改善するのは、姿勢を維持する筋肉が強くなるというよりも、トレーニングによってこれらに影響をもたらしているものだと個人的には考えています。)

 

これらに加えて、今回は新しい体に仕組みを押さえておきましょう。

以前からも『前頭葉のはたらき』が体の緊張や交感神経過活動の抑制、情動のコントロールなどに重要な旨は何度も触れてきました。

 

『体の緊張』は姿勢にも直結する問題ですが、前頭葉は特定の筋肉の過剰な緊張を”抑える”役割があることが分かっています。

その際たる例が『肩関節を内側にひねる』様にはたらく筋肉たち。

いわゆる巻き肩の状態ですね。

 

この一連のはたらきは、

PMRF(pontomedullary reticular formation)橋延髄網様形成

と呼ばれています。(ちょいと難解ですが、気になる方は検索してみてください)

 

前頭葉は、偏った感覚の刺激を長時間受ける様なライフスタイルや、過度なストレス、低血糖や酸素供給量の低下などによって活性が低下します。

 

姿勢って、毎日何となく違う気がしませんか?

背筋が伸びて胸も開いて呼吸もしやすい日もあれば、背中が丸まって首や肩の凝りがひどい日も。

 

例えば一日中パソコンに向かって仕事をしていた日や、家に篭ってスマホの画面なんかを長時間凝視していた時。

そして自然豊かな環境で散策を楽しんだり、大好きな人たちと楽しいコミュニケーションの時間を過ごした時など。

 

どちらの経験をした後の方が、”良い姿勢”となっているでしょう?

暮らしの中での感覚刺激が、僕たちの姿勢を変化させる一因ともなっているかも。

 

前頭葉は『感覚栄養』によって活性化されます。

偏った感覚刺激は、脳機能の低下と姿勢悪化を招くことに。

 

感覚栄養は運動によって得られる大きなメリットのひとつ。

 

まずはお散歩から、はじめてみませんか?

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