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【男脳と女脳】936

2023年3月22日

静岡市葵区・駿河区・清水区

『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

今日はとっても身近でありながら、何だか遠い存在に感じる脳機能について。

 

今こうして投稿を読まれている最中にも、様々な思考や感情が湧き起こってくると思います。

 

同じ文章を読んでも、解釈の仕方や湧き起こる情動には結構差があるもの。

それは僕たちがこれまで生きる中で経験してきた『記憶』の蓄積によって生み出されたもの。

 

『記憶は私そのもの』

 

コミュニケーションとは、目の前にいらっしゃる方の記憶の片鱗に触れる活動でもありますね。

 

そんな『経験的』に獲得してきたものだけでなく、脳には構造的な個体差も存在します。

分かりやすいのは性差です。

 

左右の脳を結んで情報のやり取りを行なっている『脳梁』と呼ばれる構造が、男性よりも女性の方が平均的に太いとされています。

 

こんな器質的な違いの影響もあって、男性は物事をシステム化する能力にて長けている。

そして女性は共感する能力に長けているということが、近年の脳科学で実証されてきています。

 

システム化の強い脳は比較的孤独に強く、狩猟や追跡を有利に。

共感化の強い脳は、仲間をつくり安全なコミュニティー作りと人類の生存に対して有利にはたらいてきました。

 

幼い子供たちの遊びを観察しているとこんな違いは顕著です。

例えば男の子ではヒーローごっこ遊びを好む傾向にありますが、女の子ではヒーローものの敵方にも共感してしまう。

女の子ではままごと遊びが行われたりしますが、そんな遊びの中で共同体づくりの共感能力を自然と育んでいきます。

 

それぞれの長所が活かされて発展してきた人類の暮らしですが、これはあくまでも傾向にすぎません。

システム化の強い脳・共感化の強い脳、その両方を男女関係なく個々人は持っています。

 

性別によるステレオタイプに縛られず、それぞれの特徴を認め合い受け入れる社会システムを作っていくことが大切ではないでしょうか。

 

先進諸国では狩猟採取の時代が終焉を迎えて久しいですが、長い人類史の中ではごく最近の出来事。

 

もう少し長い年月をかけて、こんな器質的な脳の性差にも変化が起こっていくかも知れませんね。

 

一人でいることを好む傾向がある僕の脳は、典型的なシステム化脳でしょうか。。

社会性も適度に養っていきたいものです。

 

人類もまだまだ進化の途上にあります。

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