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【食べないことで脂肪肝になる?】955

2023年4月10日

静岡市葵区・駿河区・清水区

『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

気温の上昇とともに、クライアント様にも減量に挑戦される方が増えてきました。

代謝機能の問題を抱えていなければ、もちろん食べなければ痩せる。

(甲状腺機能が低下していたりと、体が極省エネ化している場合には期待しているほど痩せないことも)

 

パーソナルトレーニングの現場では

・長期的な糖質制限

・極端に食事量を減らしたダイエット

といった無理な減量を行なった結果著しく体調を崩したり、全く痩せなくなったということでお困りの方に多く出会ってきました。

 

ここからの回復は、ダイエット以上に根気のいる取り組みになります。

皆様にはそうなっていただきたくありませんので、ぜひとも賢く減量されることをお勧めいたします。

 

いつも通り前置きが長くなりましたが、今日のテーマはダイエット脂肪肝です。

 

低糖質状態が続くとどんどん体脂肪が分解されていきますので、遊離脂肪酸とグリセロールとして血液中に脂質が溢れ出ていきます。

減量という観点だけで見ると良さそうな雰囲気ですが、もう少し注意深く見てみる必要がありそうです。

グリセロールはその後肝臓で血糖に変換されるなどして消費される方向に。

 

遊離脂肪酸は肝臓でケトン体という形に変わってエネルギーとして使用されますが、ハードな糖質制限では遊離脂肪酸過多に。

そして無理なダイエットによる低タンパク状態も併せて起こることで、脂肪酸が肝臓内に蓄積されていきます。

(低タンパクでは肝臓でのコレステロール合成が滞り、肝臓から脂質が出ていけなくなる為)

 

そんなこんなで、過剰な低糖質や低栄養状態が長期化するとダイエット脂肪肝になっていくと言われています。

 

脂肪肝では肝疾患の罹患リスクが高まりますが、その前には空腹時血糖の維持能力の低下が起こることに。

ダイエット中の『糖欲求』が異常に高まったり、ドカ食いの原因となったり。

また空腹時の眠気やブレインフォグといった、慢性疲労系の諸症状とも関わりが深い部分です。

 

行き着く先は盛大なリバウンド。

そして謎の体調不良に苦しむ可能性をはらんでいます。

 

食べ過ぎでも起こる脂肪肝ですが、ストイックな食事制限もハイリスクですので気をつけていきたいところです。いきたいところです。

 

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