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【運動がストレス耐性を向上させる】1075
2023年8月8日
静岡市葵区・駿河区・清水区
『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
今日は有酸素運動とストレス耐性について。
パーソナルトレーニングというと、世の中的には筋トレのイメージが強そうですが。。
もっと広義の意味での運動に取り組んでいただきたいし、自身の運動指導もそうでありたいと考えています。
そんな運動のひとつが有酸素運動です。
近所のお散歩からウォーキング、ジョギングやランニングまで。
有酸素運動は『会話をしながら行える程度の運動強度』で行うのが目安かと。
個人差が大きなところですので、心地良いものをチョイスしてみてくださいね。
さて、そんな有酸素運動はホルモン分泌の観点から、ストレス耐性とも密接に関わっていると考えられます。
これまでにも触れてきた様に、我々はストレスに晒されるとストレス対抗ホルモンである『コルチゾール』を分泌して、迫り来る脅威に立ち向かうことができます。
・肝臓に貯蔵された糖を分解して血糖を上昇
・脂肪の分解
・血圧の上昇
・心拍の上昇
・免疫制御、抗炎症作用の発揮
などといった作用を発揮しますがご覧の通り、こちらは分泌が過剰でも過少でも問題が起こりそうですよね。
分泌過剰な状態が頻繁に起こると、肝臓に貯蔵された糖(肝グリコーゲン)が枯渇しやすく低血糖に陥りやすくなる。
脂質がエネルギーとして活用されるまでにはタイムラグがあるので、その間に低エネルギーによるブレインフォグや精神の不安定性、糖欲求・食欲の異常亢進などが見られます。
血圧や心拍の上昇といった現象は、交感神経の過活動によるもの。
こちらは呼吸中枢などにも影響が及び、呼吸のエラーによる細胞レベルの酸欠や、首や背中・腰といった慢性痛にも繋がっていきます。
そして免疫機能は亢進しますので一見良さそうですが、年末休みなどの連休に入るとコルチゾールの分泌過剰がスッと落ちるのと併せて免疫機能も低下。
仕事がひと段落したり、連休になると決まって体調を崩す様な方はこんなところに原因があるかも知れません。
これらは、コルチゾールの分泌器官である副腎がまだ頑張れているうちに起こること。
副腎も負荷がかかり続けるとホルモンの分泌能力を低下させますので、ストレスに抵抗するシステムが働かなくなっていきます。
極まってくると、社会との接点を持つのが億劫になったり、何に対してもやる気が起きなかったりと抑うつ状態に。
そんなコルチゾールの分泌バランスを整えてくれる効果を持つのが有酸素運動です。
例えばジョギングやサイクリングといった有酸素運動を日常的に行なっている方は、ストレスに直面した際に分泌されるコルチゾールの量が、
運動習慣が無い方と比べて少なくなるということが分かっています。
(適度な量を分泌できており、分泌過剰になっていない)
運動を行う目安ですが、いろいろな報告がありますが健康効果を実感したければ
150分以上/週 の運動量を目標にするのが良さそうです。
病気じゃないけど体調がイマイチ優れないという場合には、栄養・運動・休養の全てに取り組んでいかないとなかなか上手く回復しない。
クライアント様のコンディションの経過や、自分自身の状態を観察していても、益々確信が増すばかりです。
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【堀のパーソナルトレーニング】
↓↓↓
https://hori-kodai.jp/beginner/
体を変える方法は、筋肉を鍛えることだけじゃない。
あなたに最適なアプローチ方法に取り組んでみましょう。