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【食物繊維と血糖とGLP-1】1096
2023年8月29日
静岡市葵区・駿河区・清水区
『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
今日は久々に、食事・栄養面の投稿を。
近頃ダイエット界隈でも何かと話題となるGLP-1について触れてみましょう。
GLP-1とはインクレチン(消化管ホルモン)と呼ばれる、栄養摂取に伴い小腸の細胞から体内へ分泌されるホルモンのことです。
こちらは膵臓からのインスリン分泌促進、グルカゴン分泌抑制にはたらきます。
※インスリンは血糖値を下げ、グルカゴンは血糖値を上昇させるホルモン。
そして満腹を感じさせるホルモンであるレプチンの感受性を高める作用がありますので、過剰な食欲を抑制させる効果も。
ということでGLP-1が分泌されると血糖値の急上昇を防いでくれるので、食後の体脂肪の蓄積を抑制してくれるし、過食を予防する可能性がある。
ダイエットへの効果が期待できるということで、”ダイエット注射”としての人気も次第に高まっている様です。
(実際にはGLP-1を摂取するのではなく、GLP-1受容体を活性化する薬剤を投与することで、同様の作用をあらわす。)
肥満が起こる原因は人それぞれであって、『これだけやれば痩せる』といった商品や方法はあくまでも対処療法的なものであると個人的には考えていますが。。
まずやらなければならないのは、GLP-1の分泌を促進させる『食物繊維』の摂取量を増やすことです。
食物繊維の摂取量と2型糖尿病の発症率を調査した大規模な研究によると、総食物繊維摂取量が増加するごとに発症率も大幅に減少したという報告が。
そしてGLP-1注射(GLP-1受容体作動薬)による低血糖の発作や体調不良といった副作用も報告されているようですので、結構注意が必要かも。
食物繊維は野菜や未精製穀物から摂りたいところですが、難しい場合はイヌリンといった食物繊維のサプリメントも効果的です。
腸内細菌叢にも極めて重要な取り組み。
『diet』は”生活様式”を意味するギリシャ語『diata』が語源となります。
飛び道具的な取り組みの前に、まずは生活習慣の改善を。
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