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【めまい・ふらつきの種類あれこれ】1103

2023年9月5日

静岡市葵区・駿河区・清水区

『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

今日は1日バタバタとアウトプット過多な感じですので、ちょいとサボって過去の埋もれ投稿から。

明日も割と立て込んでいるスケジュールなので、続けて再シェアとなるかも。

 

先日はこちらの読者でもあるクライアント様から、近頃周辺にめまいでお困りの方が多いとのお話が。

 

直ちに命を失う可能性は低いけれど、ご本人にとっては著しく不快感と不安を感じる症状であるめまい。

僕も経験者ですので、あの不安感は強く共感できます。

まずは基礎知識から。

ここから

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直ちに命に関わるわけでは無いけれど、じわりじわりとQOLを低下させるめまい・ふらつき問題。

僕も若かりし頃に発症した経験がありまして、とても不安な日々を過ごしたという記憶があります。

(医療機関受診するも原因不明で、恐らく高いストレスと乱れた生活習慣がトリガーとなった様子でした)

 

そんなめまい・ふらつきですが、関心が高い方も多い様なのでまずは基礎知識から押さえておきましょう。

<めまい・ふらつきの定義>

・めまい
自分の体が空間に対して、もしくは空間が自分に対して”回転”している感覚。

・ふらつき
自分、または空間が回転している感覚は無いが、体が前後左右に”揺れている”感覚。

 

ちなみにめまいと混同されがちな印象にあるのが、低血圧や貧血や自律神経のトラブルに起因する『立ちくらみ』の状態。

こちらとは別物であり原因も改善方法も異なりますので、こちらも押さえておきたいところです。

 

<めまい・ふらつきの種類>
※ここでは呼称を”めまい”に統一

①末梢性めまい
・良性発作性頭位めまい症
発作的に突然、頭の位置を変えた時におこる良性のめまい。発症中もじっとしていると症状がおさまる。

・前庭神経炎
内耳と脳をつなぐ前庭神経に炎症が起こり、突然強い回転性のめまいが生じる病気。

・メニエール病
20分〜12時間続くめまいが繰り返し起こり、難聴・耳鳴り・耳閉感といった聴覚症状を併発する。

・突発性難聴
突然耳が聞こえなくなると同時に耳鳴りや耳が詰まった感じがする、めまいや吐き気を生じることもある。

・加齢変化による前庭機能の低下
加齢により前庭神経が死滅していき、物理的な神経の数が減少する。
そして運動不足により前庭覚への刺激が減少し、神経の感度(性能)も低下することによってめまいが発現。
→予防・改善のためのエクササイズが有効

など

②頚性めまい
首の骨・筋・靭帯・動脈・交感神経繊維の異常に起因するめまい。
(マッサージなどで首を緩めてしまうと、症状が増悪するケースが多い印象)

③中枢性めまい
・小脳脳幹梗塞、出血、腫瘍
・聴神経腫瘍
・髄膜炎
・多発性硬化症
・脊髄小脳変性症 など

④心因性めまい
うつ、不安障害、などの精神疾患や高度な精神的ストレスによって生じためまい。

⑤持続性知覚性姿勢誘発めまい
劇的なめまい症状が発生後に、後遺症として長期的に残存するめまい。

 

ざっとまとめるとこんな感じです。

パーソナルトレーニングのレベルでは『加齢変化による前庭機能の低下』が疑われる方にアプローチするケースが殆どですが、稀に頚性めまいと思しき方に出会うこともあります。

(頚性めまいと思われる場合には、体性感覚や呼吸・栄養といった問題にも大いに介入する必要があるので、経験的にはなかなか難儀する印象です。)

 

長くなってきたので今日はこのあたりで。

こんな基礎知識もざっくりと知った上で、まずはやっぱりお医者さんへ。

その上で緊急性が無いものであれば、運動面で出来ることは沢山あります。

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【堀のパーソナルトレーニング】
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https://hori-kodai.jp/beginner/

体を変える方法は、筋肉を鍛えることだけじゃない。
あなたに最適なアプローチ方法に取り組んでみましょう。