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【小腸は免疫の最前線】1133

2023年10月5日

静岡市葵区・駿河区・清水区

『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

小腸の上皮細胞では、人体にとって有用な栄養素を取り入れつつ、有害な細菌や食品由来の高分子物質(消化不良による未消化物)の侵入を防いでいます。

通過させるべきものとそうでないものを選別する。

小腸は免疫の最前線でもありますが、この機能を正常に働かせる為には、腸壁を構成する細胞同士のコンディションが大切です。

 

腸上皮細胞どうしの隣接部分は、『タイトジャンクション』と呼ばれる強固な結合によって繋がっています。

 

特定の食品による影響や体内での慢性炎症の発生により、細胞同士の結合が緩む。

するとタイトジャンクションによるバリア機能に損傷が起こり、小腸内に流れ込んできた未消化の食物や、ウィルス・細菌といった異物が侵入しやすくなります。

すると、超上皮細胞の下にある免疫細胞が過剰に応答し、副腎疲労や自己免疫疾患・遅発性アレルギーといった問題を引き起こすことに。

これがリーキーガットシンドローム(腸漏れ症候群)です。

タイトジャンクションの損傷は複合的な原因で起こりますが、

・睡眠不足やストレスによる腸内細菌叢のバランス悪化

・アルコール摂取(アセトアルデヒドが腸に炎症を起こす)

・食品添加物やリノール酸(食用油)の摂取過剰

・糖質の過剰摂取

・グルテン、カゼインの摂取過剰

・消炎鎮痛剤や抗生物質、ステロイドの多用、長期服用

などといったところが挙げられます。

 

そして胃や十二指腸といった上部消化管で十分な消化が行なわれず、未消化の食物が小腸へ流れ込むことで免疫の過剰応答が起こり易くなる。

炎症反応はさらなる炎症反応を呼び、タイトジャンクションの損傷を招きつつ炎症が全身に飛び火する。

(炎症性サイトカインが血流に乗って全身へ)

 

すると糖代謝が阻害され、慢性疲労や糖欲求の亢進といったトラブルを招くことにも繋がっていきます。

 

なかなかややこしい腸内環境問題。

つづきます。

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【堀のパーソナルトレーニング】
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体を変える方法は、筋肉を鍛えることだけじゃない。
あなたに最適なアプローチ方法に取り組んでみましょう。