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【夢は傷ついた心を癒す】1142

2023年10月16日

静岡市葵区・駿河区・清水区

『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

腸内環境ネタが続いて少々飽きてきましたので、今日は久しぶりに睡眠についてのお話を。

人の睡眠についてはまだ分かっていないことが多く、とても難しい領域であるようです。

(分からなすぎて研究領域を変えてしまう研究者もいるほど)

 

そもそも『なぜ生物は睡眠をとるのか?』という問いへの明確な答えも明らかになっていないそうな。

 

摩訶不思議な睡眠の世界ですが、『夢は心の傷薬である』という説をご紹介しましょう。

 

・レム睡眠(筋肉の緊張は緩んでいるが、脳は活発に活動している相)

・ノンレム睡眠(大脳も休息し、脳も肉体も休んでいる相)

こんなところは、どこかで見聞きしたことがお有りでは。

そして、心の傷を癒すのに重要なのは『レム睡眠』です。

 

レム睡眠中では、脳内の化学物質が劇的に変化することが分かっています。

特にストレスホルモンの一種であるノルアドレナリンが、脳内から完全に一掃される。

 

24時間の中で、不安を誘発するこのホルモンが完全に脳内から無くなるのはレム睡眠の間だけ。

 

そしてレム睡眠中の脳内では、感情と記憶に関する全ての部位が再起動することが分かっています。

(つまり夢を見ている時です)

 

このはたらきは、ストレスホルモンの無い安全な環境の中で、不快な記憶を再処理していることの表れではという見方があります。

 

私たちはレム睡眠中に、

・価値のある出来事の細部を記憶し、既存の記憶と統合して個人の経験として蓄積すること

・嫌悪感や辛さを伴う記憶を忘却・または解体し、記憶から感情が取り除かれること

 

といったとても都合の良い処理を行なっているのではと言われています。

 

嫌な出来事や感情は寝て忘れる。

翻って考えてみると、睡眠が不足していたりトラブルがある場合には、嫌なことを必要以上に引きずる可能性もありそうです。

 

よく眠ることは、健全な精神状態を維持する為にも大切な行為なのかも知れません。