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【ストレッチは善か悪か?】1152
2023年10月30日
静岡市葵区・駿河区・清水区
『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
週末はバタバタしまして更新が止まっていましたが、今日から再開です。
ここのところ再投稿する日も多くなっているので、週に3投稿ほどを目安に、無理なく不定期配信に変更しようと思います。
というわけで、引き続きゆるっとお付き合い頂けますと幸いです。
週末は身体中の筋肉を一つずつ”正確に”触る、触察という技術の勉強会に参加してきました。
筋肉には高性能なセンサーが備わっています。
それらを正確に触ることで、筋肉が緩んだり・力を出しやすくなったりといった反射・変化が起こります。
トレーニングを行う前のコンディショニングの手法としてこれまでも用いてきましたが、引き続き手技の精度を高めつつ幅も広げていきたところです。
(慢性痛の改善や、運動のしにくさを劇的に・即時的に改善することができます)
さて、そんな反射とも関連深い『ストレッチ』について触れてみましょう。
ストレッチにも種類がありますが、中でも『静的ストレッチ』と呼ばれる”じっくりと長めの時間をかけて伸ばす”ストレッチ法についてシェアです。
近年の運動指導では、運動前の静的ストレッチは筋肉のパフォーマンスを低下させ、準備運動としては逆効果である、という見解が一般的となりつつあります。(と感じます)
これはなぜでしょうか?
筋肉と、筋肉と骨をつなぐ腱の部分には、それぞれ別のセンサーが存在します。
筋肉中のセンサーは、筋肉が引き伸ばされたことを感知して反射的に収縮させる”伸長反射”という役割を。
※筋肉の最大の力というよりも、力を発揮するまでの速さ・タイミングに大きく関与する
腱のセンサーは、筋肉や腱が引き伸ばされたという情報を感知。
その刺激をキッカケに、今度は逆に筋肉を緩める(引き伸ばされた筋肉の収縮を抑制する)役割を。
※過剰な筋肉の収縮をリセットしたり、過剰な筋肉の伸長から筋肉自体を守る様にはたらく
静的ストレッチを行うとこれらのセンサーがそれぞれ働きますが、じっくりと伸ばすことで筋肉内のセンサーの感度が低下。(脱感作と呼んだりします)
つまり、筋肉の『伸ばされているから縮まなきゃ!』という反射を抑える行為となります。
静的ストレッチを行なってから運動を行うと、その筋肉が担う運動中の筋力や筋力の”立ち上がり”が低下することに。
ということで、じっくりと静的ストレッチを行うと収縮するパフォーマンスが低下しますので、逆に怪我のリスクが高まったり力が入りにくいという結果となる恐れも。
もちろん、ストレッチが全て悪というわけではありません。
(筋肉が十分に弛緩することは、ケアとしてはとても大切です)
適材適所。
そしてどのくらい行うか?ということも大切かも知れません。
柔軟性があればあるほど良いというわけでは無いし、筋肉が大きければ大きいほど良いというわけでもない。
皆様それぞれのライフスタイルや目的に合わせた、”いい塩梅”のところで行っていきたいところです。
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【堀のパーソナルトレーニング】
↓↓↓
https://hori-kodai.jp/beginner/
体を変える方法は、筋肉を鍛えることだけじゃない。
あなたに最適なアプローチ方法に取り組んでみましょう。