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【生理痛とビタミンB6】1153
2023年11月1日
静岡市葵区・駿河区・清水区
『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
今日はまた栄養のお話に戻ってみましょう。
色々な栄養素がありますが、これらは体の中に取り込まれると複雑な処理を経て活用されています。
その過程ではまた別の栄養素が必要となりまして、どれか一つが不足しているから補えばOK、とはならないのが難しいところ。
上手いこと活用すれば、サプリメントは体調の改善に威力を発揮してくれます。
しかしながら、”栄養を活用するための栄養”を満遍なく摂り続けるためには、日々の食事のバランスや適量が前提条件として必須です。
主食・主菜・副菜、そして炭水化物・タンパク質・脂質・食物繊維をバランスよく。
その上で、お困りの状況に応じて特に必要となる栄養素・食品を、意識的に摂っていく。
そんな大切なことを踏まえた上で、生理痛の悪化に影響のある栄養素『ビタミンB6不足』について。
ビタミンB6は体内で行われるほぼ全てのアミノ酸代謝と関わっていまして、とっても大切な補酵素としてはたらく。
併せて、肝臓や腎臓に豊富なCOMTという酵素の働きを活性化させるのに必須の補酵素でもあります。
COMTは過剰なエストロゲンの分解に関与する重要な酵素でありまして、こちらの仕組みがうまくはたらかないことが、エストロゲン過剰の一因となります。
(以前も投稿しました通り、女性ホルモンのエストロゲンがプロゲステロンに対して過剰になること。相対的エストロゲン過剰が、生理痛を増悪させる一因と考えられます。)
過剰に増加したエストロゲンが分解されない。
そして、ビタミンB6は体内で”活性型”と呼ばれるかたちに変化することで、その役割を果たします。
ビタミンB6を活性型に変化させる過程には、マグネシウムと亜鉛の存在も関わっています。
ビタミンB6の摂取量が十分でも、これらミネラルが不足することで状況は変わる。
食事は充分な量を、バランスよく。
体の複雑さ故、日々の食事に気をつけて過ごしていきたいところです。