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【背筋を鍛えても猫背が改善しない】1159
2023年11月16日
静岡市葵区・駿河区・清水区
『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
典型的な”悪い姿勢”としてお馴染みの『猫背』。
猫背をとっている原因は、背中に限らずお腹や股関節・環境などといったものが複合的に関わり合って起こっているもの。
ここでは「これが原因です」とは断言できませんが、背中の筋肉の状態からの影響は大きいものです。
では、背筋の筋肉が小さく弱いから姿勢が悪くなったのでしょうか?
否、問題なく日常生活を送れている方の背筋が、姿勢を維持できないほど弱くなっているとは考えにくい。
私たちの脳は基本的に、『苦痛を排除し、楽を選ぶ』様にプログラムされています。
(将来の利益を信じて、人は時に意思の力でこれに争って行動しますが。)
丸くなった背中は、何らかの苦痛から逃れた結果として辿り着いた、自分自身の戦略によるもの。
その苦痛の一つが『短縮痛』と呼ばれる、筋肉が力を発揮して縮んだ際に起こる痛みや不快感です。
例えば長時間のデスクワークを行なった後、背中を反らせて背筋が縮むと何となく不快な感覚が得られるはず。
※どちらかといえば伸ばしたくなるはずです
そんな筋肉の短縮時の不快感や痛みから逃れる為に、私たちの脳はその筋肉をなるべく縮めないでおこうという選択をとる。
これが猫背の様な不良姿勢になる原因の一つと考えられます。
背中を鍛えることが悪いことではありませんが、併せて筋肉のコンディションを『整える』ことが必要かも知れません。
つづく