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【息苦しさと腰の痛みと】1161
2023年11月30日
静岡市葵区・駿河区・清水区
『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
先日は腰の筋肉が緊張し過ぎて、立って前屈しても腰が反っているという腰痛さんに出会いました。
こんなパターンにハマっている方は多くの場合、腰や背中の筋肉をほぐしたり伸ばしたりしても、腰や背中がパンパンに張り続けることに。
読者の方でも、慢性的な腰の痛みや、腰・背中の張りでお困りの方は多いはず。
こんな時まず疑ってみたい可能性の一つは、呼吸の問題が無いかどうか。
普段何気なく行なっている呼吸ですが、肺が収縮したり拡張したりすることで体内のガス交換を絶えず行なっています。
ここで主役になるのが、ぐるっと肋骨で覆われた胸郭の底に位置する『横隔膜』です。
横隔膜は息を吸う時に収縮しまして、肺を拡張させる。
息を吐く時はその逆でユルッと弛緩しまして、お腹の圧力によって自然と息が抜けていきます。(安静時)
しかしながら、日々の精神的ストレスや栄養の諸問題・感覚的ストレスといた問題が引き金となり、
交感神経が過活動となって横隔膜が正常に弛緩できなくなっているケースも。(これは少なくありません)
こうなると充分量息を吐けなくなりまして、安静時でも常に呼吸が荒く浅くなって固定されます。
本来の呼吸筋である横隔膜が正常に稼働しないので、呼吸を止めてはいけないと『強制吸気筋』と分類される
・首
・背中
・腰
あたりの筋肉が頑張って息を吸うパターンに。
(肋骨を直接的・間接的にグッと拡張する様に働く筋肉たちです)
横隔膜が動かないのであれば、肋骨を動かしてしまおう。
呼吸を止めない為に、我々の脳は自然とこんな戦略をとっているのですね。
冒頭の方は、ほんの少し呼吸のエクササイズを行なったら、劇的に腰の緊張が改善しました。
ほぐしても伸ばしても一向に改善しない慢性痛。
なかなか厄介ですが、ちょっと切り口を変えるだけで明るい未来が見えることも。
呼吸問題つづきます。